Japanische Gesellschaft für Germanistik
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井口祐介(筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸言語専攻〔一貫制博士課程〕在学)
渋谷のシアター・イメージフォーラムで、5月7日に公開されたゼバスティアン・シッパー監督の『ヴィクトリア』(2015年、ドイツ)が好評のうちに上映を終えた。『ヴィクトリア』は2015年2月に開催された第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出され、芸術貢献賞を含む三つの賞を受賞、同年のドイツ映画賞でも作品賞、監督賞、主演女優賞(ライア・コスタ)、主演男優賞(フレデリク・ラウ)を含む6つのローラ像 1)を獲得、ヨーロッパ映画賞でも候補に挙がり、話題となった。米アカデミー賞の外国映画賞のドイツ代表作品の有力候補とも目されたが、作品中の台詞の半数以上が英語であったため、同賞の選考条件を満たせず、ドイツ代表作品とはならなかった。日本でも劇場公開に先駆けて、2015年10月に第28回東京国際映画祭で上映されたが、前売りチケットは発売初日に即日完売している。

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山本佳樹(大阪大学)
 2013年のドイツ・アカデミー賞で作品賞・監督賞など6冠に輝き、日本でも昨年公開された『コーヒーをめぐる冒険』Oh Boy(監督ヤン・オーレ・ゲルスター、2012)は、ちょっと引っかかる映画だった。何がどう引っかかったのか明確には自覚できていなかったのだが、戦後70年とドイツ映画というテーマで今回コラムを書かせていただくことになり、はてどうしたものかと思案していたとき、この映画のことが頭に浮かんだ。この映画の「ちょっと引っかかる」ところは、ドイツ映画の戦後史と無関係ではないような気がしたのだ。

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故ハルン・ファロキ監督を偲んで (H. Arai)[J]

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映画批評
  投稿日: 2014-11-10 10:38
荒井 泰(早稲田大学非常勤講師)
 今年の7月30日ハルン・ファロキ(Harun Farocki)が亡くなった。

 わたしはファロキ監督に会ったことが何度かある。
 2005年春からベルリン自由大学映画学科に留学したわたしは、渡独してまもなく映画専門の書店で、著名な映画学者が編纂したファロキ作品に関する論集に目をひかれた。ドイツ映画を学んでいたが、それまで目にしたことのない名前。それなのに大物たちに論じられている。きっかけは俗っぽい好奇心であった。論集を手に入れて、一通り目を通してみたものの、彼の作品を見る機会はみつからない。当時はまだいまのように彼の作品のDVDは一般には流通しておらず、いつになったら映画館で上映されるのかもわからなかった。

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「ドイツ映画祭2007」報告(Y.Yamamoto)[J]

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映画批評
  投稿日: 2007-8-28 14:19
山本佳樹(大阪大学)
 去る6月8日から12日まで、有楽町朝日ホールで「ドイツ映画祭2007」が開催された。ドイツ文化センターの「映像の新しい地平」の企画としては6年目、主催者に朝日新聞社とドイツ映画輸出協会が加わった大規模な映画祭としては3年目となる。新作長編12本、短編1本、ルビッチの無声映画3本というラインアップは、昨年とほぼ同じ規模。初夏を彩る催しとしてすっかり定着したようにも見えるが、ドイツ文化センターのウーヴェ・シュメルター所長は開会式の挨拶で、「主催者としては、恒例の行事という感じはなく、毎回が新たな挑戦」と、映画祭への意気込みを語ってみせた。幸い筆者はすべての作品を観ることができたので、以下に少しばかり雑感を綴ってみたい。

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ドイツ映画祭2007紹介(M.Iida)[J]

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映画批評
  投稿日: 2007-6-8 14:18
飯田道子(立教大学)
今年もドイツ映画祭の季節がやってきました。会期は、6月8日(金)~12(火)です。1997年に『ラン・ローラ・ラン Lola rennt 』でドイツ映画界に新風を巻き起こしたトム・ティクヴァ監督の最新作『パフューム Perfume』をはじめ、『善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen』、『ドレスデン、運命の日 Dresden 』など、日本でのドイツ映画の一般公開も増えて、どの作品も好評を博しましたが、今回のドイツ映画祭では最新の映画ばかり12本がラインアップにあがっています。

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R・W・ファスビンダーへの長い旅(T.Shibutani)[J]

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映画批評
  投稿日: 2006-9-25 0:38
渋谷哲也(東京国際大学)
 きっかけはまったく知らぬ人からの一本の電話だった。2001年10月末だった。その人物曰く、あるドイツ映画を輸入し日本上映をするので手助けして欲しいとのこと。その映画とは『ベルリン・アレクサンダー広場』、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の上映時間15時間に迫る超大作だ。私がやるべき仕事はこの映画に日本語字幕をつけることだった。これは恐ろしく骨の折れる作業になるだろう。そもそも当時の私は映画の字幕をきちんとつけた経験がなかった。大学院のゼミで真似事のようなことはやったが、仕事として責任を持って請け負うのは初めてである。やれるかどうか心配だったが、字数やタイミングの調整、表記の統一などは字幕会社のスタッフに任せればいいということだった。つまりこちらは表現を切り詰めた日本語訳をとにかく出していけばよい。とはいえ15時間分の字幕である。しかも当時の私は映画版を通して見た事はおろか、原作小説を読んだことさえなかった。これは大変なことに巻きこまれようとしている。電話の向うの説明の言葉を聞きながら、私はひどく動揺した。

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「ドイツ映画祭2006」報告(Y.Yamamoto)[J]

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映画批評
  投稿日: 2006-9-4 8:22
山本佳樹(大阪大学)
 去る7月16日から20日まで、有楽町朝日ホールで「ドイツ映画祭2006」が開催された。東京文化センターの「映像の新しい地平」の企画としては5年目、主催者に朝日新聞社とドイツ映画輸出協会が加わった大規模な映画祭としては2年目となる。近年とくに元気がよいといわれるドイツ映画の最新作から、長編が10本、短編が4本、そしてドイツ時代のルビッチの無声映画が4本上映された。「日本におけるドイツ年」ということもあって新作長編が20本もあった昨年と比べると、およそ半分の規模である。

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「ドイツ映画祭2006」(M.Iida)[J]

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映画批評
  投稿日: 2006-7-15 14:38
飯田道子(立教大学)
この週末から5日間にわたって(7月16日-20日)ドイツ映画祭が開催される。場所は昨年と同じ有楽町朝日ホール。今回は昨年から今年にかけてドイツで公開された最新作をそろえている。今回プレミア上映される作品を中心に見どころをご紹介したいと思う。

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揺れる心(M.Iida)[J]

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映画批評
  投稿日: 2006-1-24 9:36
飯田道子(立教大学)
『白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々』
Sophie Scholl - die letzten Tage

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「ドイツ映画祭2005」報告(R.Tamaru)[J]

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映画批評
  投稿日: 2005-11-11 14:28
田丸理砂(フェリス女学院大学)
 映画祭の醍醐味は、いつもの映画館とはちがう雰囲気にある。監督や俳優といった映画関係者による舞台挨拶、上映後に行われる作り手と観客との意見交換などを通して、会場にはどことなく一体感が生まれる。とりわけ外国から訪れた監督は、ことばも習慣もちがう人々が自らの作品に拍手を送り、関心をもってくれることに感激し、観客の側は、ふだん出会うことのない作り手の生の声に気分が高揚するのだろう。

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