第25回ドイツ語教授法ゼミナール開催のお知らせ




 第25回ドイツ語教授法ゼミナールを下記の通り開催いたします。多くの皆様の参加を心よりお待ちしております。

総合テーマ:Geschichte im Deutsch-als-Fremdsprache-Unterricht − Spracherwerb und Horizonterweiterung

日程:   2020年3月20日(金)~3月23日(月)

招待講師: Uwe Koreik教授(Fakultät für Linguistik und Literaturwissenschaft, Universität Bielefeld)

https://www.uni-bielefeld.de/lili/studium/faecher/daf/personen/Koreik_Uwe/index.html

会場:   多摩永山情報教育センター

206-0024 東京都多摩市諏訪2-5-1
http://www.tnjc.jpn.com

参加費:  36,000円(日本独文学会会員の学生・院生,非常勤講師の方には参加費補助を検討しています)※昼食代別

定員:   40名

参加申込締切:2019年12月15日

参加申込: https://www.daf-seminar.jp よりお申し込みください。


 第25回ドイツ語教授法ゼミナールのテーマは,「ドイツ語の授業における歴史の活用−言語習得と視野の拡大」です。
 いまだに使われているランデスクンデという概念や文化研究はさまざまな分野と関わりがあります。言語教育においても,どの程度文化と関係した情報伝達をおこなうべきか,あるいは通常の言語授業における討論を通じて,十分な知識を得ることができるのではないかという議論がなされています。しかしながら,目的言語の文化圏に関する情報も言語学習に含まれるという立場をとるならば,「歴史」は言語教育の主要なテーマとなります。歴史からは現在起こる多くの事柄を理解することができます。しかし,その際重要となるのは、データや事実だけではなく,文化的相違の気づきにいたるような事実関係や背景の理解でしょう。それによって高度な自己省察も引き起こされるはずです。このためには、授業を受ける方もする方も興味が持てるような、議論や疑問が刺激されるような、そして理想的には自分でさらに研究を深めていくことにつながるようなテーマ選びや学習者に合わせてアレンジできる技術が不可欠です。
 講義とワークショップでは,以下のテーマを取り上げます。
・歴史とドイツ語の教育
・歴史と記憶
・歴史と環境
 また,授業の導入として、学習者の言語レベルに合わせて文学テクストや映画の一部を利用する方法も有効な手段です。
 適切に選び出され体系的に-さまざまなメディアを用いて-アレンジされた歴史に関するテーマは,初級レベルの段階においても活発な授業を可能にし,言語学習を促進するだけでなく,学習者の視野も広げます。

 招待講師にはBielefeld大学のUwe Koreik教授をお招きします。過去にはダラム(イギリス),ソフィア(ブルガリア),プラハ(チェコ),ハノーファーの大学にて教鞭を執られました。また,2009年からはTürkisch-Deutsche Universität (TDU) にて副学長の任に就いておられます。
 Koreik教授のご専門はドイツ語教育におけるランデスクンデ/文化研究,ドイツ語教育研究史と研究体系,テスト比較,映画のドイツ語教育への活用,言語政策です。

 参加者が互いに自らの体験について意見を交換し合い,自身の授業実践を見直すきっかけを促すこともまたゼミナールの目的です。歴史に関する専門知識は必ずしも必要ではありませんので,どの研究分野の方にもご参加いただけます。また,教授法ゼミナールに参加したことのない皆様も是非お申し込みください。

 ゼミナール中に,テーマに関連する研究発表(ドイツ語で15分)を希望される方は,参加申し込みの際に「研究発表希望」と記し,発表題目と発表要旨(250語程度)を添付してください。なお,発表者の最終決定は実行委員会にご一任ください。

第25回ドイツ語教授法ゼミナール実行委員会
Ralph Degen(実行委員長)
草本晶,Cezar Constantinescu,Frank Nickel,Olga Czyzak,村元麻衣,武井佑介,Manuela Sato-Prinz (DAAD)
お問い合わせ先:daf2020-open_AT_jgg.jp (_AT_ steht für @)

※参加は申し込み順に受け付けますが,最終的な選考は日本独文学会理事会で決定いたします。
※中国・韓国・台湾のゲルマニスト関連団体の方が申し込む際は,略歴および主要業績リストを提出してください。参加費は36,000円です。
※日本独文学会会員以外の方が申し込む際は日本独文学会会員(学生・院生の申し込みの場合は指導教員)の紹介が必要です。紹介者の氏名をお知らせください。また他に略歴,参加希望理由(ドイツ語で150語程度),業績リスト(研究業績がある方)を申込時に提出してください。参加費は46,000円です。

主要著書・論文
Koreik, Uwe (2012): Deutsche Geschichte im DaF-Unterricht – Zur Arbeit mit historischen Quellen. In: Hieronimus, Marc (Hrsg.): Historische Quellen im DaF-Unterricht. Göttingen, 1-14 (= Materialien Deutsch als Fremdsprache, Bd. 86).

Koreik, Uwe; Jörg Roche (2014): Zum Konzept der ,Erinnerungsorte' in der Landeskunde für Deutsch als Fremdsprache - eine Einführung. In: Roche, Jörg; Röhling, Jürgen (Hrsg.) Erinnerungsorte und Erinnerungskulturen – Konzepte und Perspektiven für die Sprach- und Kulturvermittlung. Baltmannsweiler: Schneider, 9-26.

Koreik, Uwe (2015): „Der kleine Nazi“ – ein Kurzfilm als Königsweg zur Kultur- und Sprachvermittlung? In: Hoffmann, Sabine/Stork, Antje (Hrsg.): Lernerorientierte Fremdsprachenforschung und -didaktik. Festschrift für Frank G. Königs zum 60. Geburtstag. Tübingen: Narr, 225-234.

Koreik, Uwe (2015): Landeskunde, Geschichte und ,Erinnerungsorte' im Fremdsprachen-unterricht. In: Badstübner-Kizik, Camilla / Hille, Almut (Hrsg.) Kulturelles Gedächtnis und Erinnerungsorte im hochschuldidaktischen Kontext. Frankfurt am Main u.a.: Lang, 15-36.

Koreik, Uwe (2018): Das deutsche „Wirtschaftswunder“. Mythos, Legende oder ein Erinnerungsort – Die Relevanz für Deutsch als Fremd- und Zweitsprache? In: Schiedermair, Simone (Hrsg.): Deutsch als Fremd- und Zweitsprache & Kulturwissenschaft, Zugänge zu sozialen Wirklichkeiten. München: iudicium, 27-46.