研究発表申し込み要領(2011年10月14日改訂)

研究発表申込



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発表申込にあたっては,下の研究発表申込要領をよくお読み下さい。ダウンロード(Excelファイル)のリンクは各カテゴリーの下にあります。

研究発表申込要領 (2011年10月14日改訂)


日本独文学会が開催する春季・秋季の研究発表会では,毎回《口頭発表》,《ポスター発表》,《ブース発表》,《シンポジウム》のカテゴリーを設け,研究発表を募集します。会員はこれらのいずれかのカテゴリーに研究発表を申し込むことができます。


【全般に関わること】
1) 内容は,研究発表会当日の時点で未発表のものに限ります。
2) 申込にあたっては、それぞれのカテゴリー別に作成された指定の申込用紙を日本独文学会サイトよりダウンロードして記入し、指定の申込専用アドレスに送信して下さい。お申込みを受理後、1週間以内に事務局より受理確認メールをお送りしますのでご確認ください。(1週間以内に受理確認メールがお手元に届かない場合には、申込先メールアドレスにお問い合わせください。)
3) 「口頭発表」「ポスター発表」「ブース発表」を複数名で行う場合,筆頭者(申込者)は必ず正会員でなければなりません。また連名の発表者は全員が研究発表 会での発表の場にいる必要があります(名前だけでその場にはいないという方式での発表への関与は認められません。)
非学会員との共同発表の場合は、その必要性と非学会員の位置づけを申込書に記載して下さい。
4) 発表の際に必要なAV機器,その他の技術的な条件の希望があればお書き下さい。ただし,実現の可能性は各会場担当校の設備状況に左右されることをあらかじめご承知おき下さい。
5) 発表申し込みの採否は,提出された申込書のみを対象として審査して理事会で決定します。なお「口頭発表」「ポスター発表」「ブース発表」については、申込者名を伏せて審査されます。


【口頭発表の申し込み】
口頭発表とは,講義室形式の会場で発表者がAV機器やハンドアウトで資料を示しつつ25分間の講演を行い,特定の研究対象に関してご自身が主張しようとするテーゼを,先行研究の裏付けも含めて論証する形式の発表のことです。発表終了後10分間,質疑応答の時間があります。
下に挙げる(a), (b), (c), (d) の4つの項目について記載した〈発表概要〉を,日本語での発表の場合,1200字前後で,ドイツ語での発表の場合400語程度でお書きください。(字数,語数はこの基準をお守り下さい。)
(a) 研究発表表題
(b) 口頭発表で主張したいテーゼ(複数でも可)。
(c) (b)の主張の論拠
(d) 研究対象(作家,作品,文学現象,言語現象,文化現象,教育方法,教材開発の成果など)の説明と(先行研究との関連で)本発表の目的・意義・方法・成果・限界・課題など。
・口頭発表申し込み書 日本語 (.xls), 日本語 (.xlsx), ドイツ語 (.xls), ドイツ語 (.xlsx)


【ポスター発表の申し込み】
ポスター発表とは,人通りの多い大きめの空間で同時に何組もの発表者がポスターを資料として示しながら,(意図して,あるいは偶然的に)集まってきた参加者と触れあい,密に議論・意見交換をする形式の発表のことです。なお,萌芽的なもの,仮説的なもの,開発途上のもの,紹介・報告的な研究発表も歓迎します。

下に挙げる(a), (b), (c), (d) の4つの項目について記載した〈発表概要〉を,日本語での発表の場合1200字前後で,ドイツ語での発表の場合400語程度でお書きください。(字数,語数はこの基準をお守り下さい。)
(a) 研究発表表題
(b) 発表で提示したい内容またはテーゼ
(c) 研究対象の説明(作家,作品,文学現象,言語現象,文化現象,教育方法,教材開発の成果などと,[先行研究との関連で] 本発表の目的・意義・方法・成果・限界・課題など。)
(d) プレゼンテーション方法(ポスターの構成や使い方 [下記参照])の説明
※ポスターの掲出は,指定された場所において第1日目午前10時から第2日目の午後1時まで可能です。また第1日目の13:00~14:30までの90分間は,発表者は訪問者への対応や議論のため,必ずご自身のポスター発表会場に詰めていただきます。なおこの時間には,他に口頭発表・ブース発表・シンポジウムが行われません。
※ポスターは,文章のみを羅列するものは避け,レイアウト,図解なども工夫して,視覚的にわかりやすいものとなるよう工夫して下さい。
※音声・映像等の再生のための機材は(発表者持ち込みも含めて)使用できません。
・ポスター発表・ブース発表 申し込み書 日本語 (.xls), 日本語 (.xlsx), ドイツ語 (.xls), ドイツ語 (.xlsx)


【ブース発表の申し込み】
ブース発表とは,発表者がそれぞれ個室を利用して,サロン形式でプレゼンテーションを行うとともに,参加者にも自由に議論・意見交換をする場を提供する形式の発表のことです。
なお,萌芽的なもの,仮説的なもの,開発途上のもの,紹介・報告的なもの,あるいはワークショップ的な研究発表も歓迎します。

下に挙げる4つの項目を記載した〈発表概要〉を,日本語での発表の場合1200字前後で,ドイツ語での発表の場合400語程度でお書きください。(字数,語数はこの基準をお守り下さい)
(a) 研究発表表題
(b) 発表で提示したい内容またはテーゼ(複数でも可)
(c) 研究対象の説明 (作家,作品,文学現象,言語現象,文化現象,教育方法,教材開発の成果などと,[先行研究との関連で] 本発表の目的・意義・方法・成果・限界・課題など。)
(d) プレゼンテーション方法(ブース会場の使い方,時間配分など [下記参照])の説明

※ブース発表の時間は90分で,他の口頭発表・シンポジウムと同時進行で行われます。
※ブース発表は,《口頭発表》の長時間版ではありません。発表者が一方的に話し続けることは避け,参加者の自由な発言を許し,臨機応変に運営して下さい。
※機材の借用または持ち込みにより,映像・音声等を使用することができます。
※それぞれの発表会場で,必要な資料の展示や掲出などをすることができます。
・ポスター発表・ブース発表 申し込み書 日本語 (.xls), 日本語 (.xlsx), ドイツ語 (.xls), ドイツ語 (.xlsx)


【シンポジウムの申し込み】
シンポジウムとは,司会の進行に従って,総合テーマのもとに複数の発表者がそれぞれ違った観点から発表を行い,それに基づいて壇上の議論や聴衆との議論のための時間も十分にとる形式の催しのことです。できるだけ多くの学会員の関心を集める広範にわたるテーマや問題提起を歓迎します。またそのために必要な範囲 で学会員以外のパネラーを招くことも可能です。
シンポジウム全体の説明と,それに続けて各発表についての〈発表概要〉を,それぞれ日本語での発表の場合は日本語で,ドイツ語での発表の場合はドイツ語でお書きください。
1. シンポジウム全体の説明
日本語での発表の場合1200字前後,ドイツ語での発表の場合400語程度で,シンポジウム全体のテーマ設定や問題提起を説明してください。図やチャートを加えることで構成をわかりやすく示して頂いてもかまいません。
2. 各発表の要旨
発表ごとに、下に挙げる4つの項目を記載してください。1つの発表につき,日本語での発表の場合1200字前後,ドイツ語での発表の場合400語程度でお書きください。
(a) 発表表題
(b) 発表で主張したい内容またはテーゼ(複数でも可)
(c) 研究対象の説明 (作家,作品,文学現象,言語現象,文化現象,教育方法,教材開発の成果などと,[先行研究との関連で] 本発表の目的・意義・方法・成果・限界・課題など。)
(d) 本シンポジウム全体中でのこの発表の位置づけ。
3. その他,予定される時間配分や進行方法などについての説明
※シンポジウム全体を貫くコンセプトと、その中でのそれぞれの発表の位置づけを明示して下さい。
※シンポジウム全体の時間は3時間です。そのうち討論の時間を1時間以上は確保するように企画してください。
※シンポジウム開催が認められた場合,申請者には一定額の開催経費補助が支給されます。
※シンポジウムに学会外部から発表者を招聘する場合,一定額の招聘経費補助が支給されます。 (この制度は、2011年10月14日理事会によって廃止が決定されました。)
・シンポジウム申し込み書 日本語 (.xls), 日本語 (.xlsx), ドイツ語 (.xls), ドイツ語 (.xlsx)


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【発表申込みレジュメ審査のガイドライン】
研究発表申込みの採否についての審査は理事会が行います。
その際,次に挙げる点を検討し,総合的に判断します。なお口頭発表,ポスター発表,ブース発表については,申請者および発表者の氏名をすべて匿名にしたうえで審査します。
(1) 申込み要領の形式
(2) 研究発表会で公表するにふさわしい事実あるいは仮説
(3) 発表内容に関わる先行研究の参照
(4) 当該の発表形式の適切性
・口頭発表の場合,主張しようとするテーゼの明示とその根拠
・ポスター発表の場合,主張しようとする内容またはテーゼの明示と,プレゼンテーション方法の適切性
・ブース発表の場合,主張しようとする内容またはテーゼの明示と,プレゼンテーション方法の適切性
・シンポジウムの場合,総合テーマと各発表の有機的な連関,1時間以上の討論時間の確保



研究発表会におけるレジュメ資料の配布について



最近の研究発表会で,パワーポイント等の活用によってレジュメの配布を行わないシンポジウム,研究発表が散見されますが,これについて会員から苦情が寄せられております。パワーポイント資料の提示だけでは,研究発表の内容の論証を十分に追うことができず,また文献情報などの重要な情報が散逸してしまいがちです。

さらに教室環境にもよりますが、ポイント数が小さすぎたり、1シートに情報を詰め込みすぎたりして、画面情報が読み取れないという批判もあります(こちらについては、パワーポイントご作成の際にも十分ご配慮下さい)。

以上のような声を踏まえて,今後の研究発表会での発表の際は,要旨集とは別にレジュメの配布を義務化することにしました。これにより,一層堅実で活発な議論がなされることを期待します。



日本独文学会理事会