研究発表申し込み要領の変更に関するお知らせ

研究発表申し込み要領の変更に関するお知らせ


 従来、春と秋の研究発表会において、「口頭発表」、「ポスター発表」、「シンポジウム」という3つのカテゴリーに分けて、それぞれ研究発表の募集を行ってまいりました。現理事会では、研究発表会での発表と議論が発表者と聴衆の双方にとってさらに実り多いものとなるにはどのようにすればよいのかを議論し、現行の研究発表会のあり方を再検討した結果、次の4点に関して変更を行うことにいたしました:

1.「ポスター発表」と「ブース発表」という新しい区分
 従来の「ポスター発表」を、「ポスター発表」(Poster-Präsentation)と「ブース発表」(Kabinen-Präsentation)という2つのカテゴリーに分けて募集する。
 (変更の理由)
 日本独文学会で「ポスター発表」という名の下にここ数年行われている発表形式は、(他学会で行われているような)本来の「ポスター発表」とはかなり異質なものであり、名称と実質とに乖離がある。しかし、個別の部屋を使用する(AV機器を駆使したり、グループワークを行うような)この形式は、きわめて意義の大きいものであるので、これには新たに「ブース発表」という名称を与え存続させる。一方、本来の意味での「ポスター発表」は「ポスター発表」という名称によって表示し、これも別途募集する。
 (位置づけと時間)
 「ポスター発表」:大きめの部屋(または廊下などを利用)で何組もの発表者がポスターを資料として示しながら、参加者と触れあい、密に議論・意見交換をする。時間は90分とし、研究発表会第1日目の13:00~14:30までの、他に口頭発表・ブース発表・シンポジウムが行われない時間帯を当てる。
 「ブース発表」:発表者が(一組毎に)個別の部屋を利用しプレゼンテーションを行うとともに参加者と議論・意見交換をする。時間は90分とし、他の口頭発表・シンポジウムと同時進行で行う。

2.「ポスター発表」、「ブース発表」の申し込みに際して
 従来、すべてのカテゴリーの発表に関して、発表申し込みの際に「先行研究の成果との関係」および「主張したいテーゼ」を書くことを必須としてきたが、今回からは「ポスター発表」と「ブース発表」についてはこれを必須ではなくし、「ポスター発表」と「ブース発表」をさまざまな「報告」や「意見交換」からなる学術的創生の場と位置づけることにした。

3.「口頭発表」の質疑応答時間の延長
 従来、「口頭発表」では発表時間が25分、質疑応答は5分であったが、5分間ではまったく実質的な質疑応答にならないことが多かった。そこで、質疑応答の時間を5分から10分へ増やし、次のような時間的構成とする:1) 発表25分、2) 質疑応答10分、3) 次の発表者準備・聴衆の移動のための予備時間5分。
 
4.専用のフォーマットによる発表申し込み
 日本独文学会HP上に用意した専用のフォーマット(申込用紙)を用いて、発表申し込みを行っていただくこととする。