2006年7月8日
日本独文学会
ドイツ語教員養成・再研修講座
Aufbaukurs開講のお知らせ
日本独文学会会員各位
皆さまのご協力により、日本独文学会主催、ドイツ語教育部会、東京ドイツ文化センター共催により、 2003年10月に開講した「ドイツ語教員養成・再研修講座 導入コース」およびそれに続く「Aufbaukurs発展コース」は、昨年9月に修了しました。昨年10月からは、第二期に入り、現在はその「導入コース」を開講しております。
引き続き、本年10月からは、第二期目の「Aufbaukurs発展コース」を開講する予定でおります。
そこでは、入門コースで掲げた以下の3点
1) ドイツ語教育について共通の理論的基盤を獲得する。 2) 独力でシラバスを編成し、授業プランを立てて実践できる。 3) 外国語教育を含むカリキュラム全般について科学的根拠に基づいた責任ある発言ができる。 |
に加えて、広く中級、上級者までを念頭におき、さらにはドイツ語教員が身につけるべき言語能力までを考察の対象にして、コースを運営したいと思います。また「導入コース」では、身の回りの状況、自己体験・経験をもとに、諸問題を意識化する方向で進みましたが、「Aufbaukurs」では逆に、理論的考察から出発して、その現場での実現を探る方向を取りたいと考えております。そのため、各ワークショップの間に十分な時間を設けて、受講者が充分考える余裕を取りたいと思います。
この考えに基づき、広く受講者を募集いたします。「導入コース」を既に受講された方だけでなく、教授法に関心を持ち、その知見を教場で更に生かしたいという方を、特に大学院後期課程の方を対象に考えていますので、周知方についても会員諸兄の一層のご協力をお願い申し上げます。
講座の構成
- この講座は、モジュール方式で、2ヶ月毎にテーマが設定されます。オンライン授業では、受講者は与えられたモジュールの課題に講座のWebサイト上で解答を提出し、担当講師からコメントを受信します。
- モジュール毎に(2ヶ月に1回の割合)開かれるワークショップ(於:東京ゲーテ・インスティトゥート)では、まず前のモジュールの提出課題に関する講評を受け、討論を行います。また次のモジュールのテーマについての理論面の講義を受けます。
- 授業参観と実習は、本講座の協力・指導を得て、参加者各自が行います。授業参観の観察記録や分析はレポートとして提出し、実習に際しては教案の作成を行い、終了後報告書を提出 します。
講座の概要
参加資格:日本独文学会会員。
期間:1年(2006年10月より2007 年9月)
開講:2006年10月
申込み受付:2006年7月1日~8月31日
申込み先および方法:上記(4)の期間中に、下記アドレスにある「申込みフォーム」に必要事項を書き込み、お申し込みください。 [color=0000FF]http://web.hc.keio.ac.jp/~skazumi/daf/daf-moshikomi.htm
講座参加費:¥31,000.- (一括払い)(含ワークショップ参加費;教材費別)
募集参加者数:15名程度
教材/参考書:吉島茂・境一三(著)『ドイツ語教授法入門』(三修社 2003年)、 Common European Framework of Reference for Languages 日本語訳は本講座のホームページにも掲載)、Profile Deutsch; Fernstudienangebot Fernstudieneinheit ほか
修了証明書:講座修了後に日本独文学会とドイツ語教育部会、ゲーテ・インスティトゥートとの連名で発行。
問い合わせ先:日本独文学会ドイツ語教員養成講座運営委員会 dt-lakurs@hc.cc.keio.ac.jp
この講座は日本独文学会会員のみなさまのご協力なくしては成立しえないものと考えます。特に授業参観、実習などについてご協力いただけるようお願いいたします。
また大学院生をはじめとし、関心をお持ちの同僚の方々にご紹介いただければ幸いです。
ドイツ語教員養成・再研修講座シラバス(予定)
2006年
| Modul1:第1回ワークショップ | CEFとこれからのドイツ語教育 |
Modul2:第2回ワークショップ | 動機付けと評価 |
2007年
| Modul3:第3回ワークショップ | 授業形態 Übungsformen ・Textsorte |
Modul4:第4回ワークショップ | 実習への導入 受講者の実習 |
Modul5:第5回ワークショップ | 実習結果についての討議 修了証授与 |
受講のチャート(申込みから受講まで)
Webフォームによる参加を申込み
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参加受付け通知の送付
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受講要領(各Modulの日程、購入教材、受講上の注意等)の送付
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Workshopに参加、そのModulのテーマに関する情報を入手
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当該Modulの課題と回答締切日を講座ホームページで確認
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課題に対する回答を期日までにWebサイトに提出
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講師からメールによるコメントの受け取り
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回答締切後にホームページ上に掲載されるWorkshopプログラム、準備の指示などの確認
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Workshop参加
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講座の「受講者用掲示板」にWorkshopの積み残し質問・評価等を投稿
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Modul修了