阪神ドイツ文学会 第207回研究発表会のご案内
阪神ドイツ文学会 第207回研究発表会のご案内


標記の研究発表会を下記により開催いたしますので、ご案内申し上げます。阪神ドイツ文学会会員以外の方のご参加も歓迎致します。参加費は無料です。

日時: 2011年12月11日(日)13時30分より(17時30分終了予定)
場所: 甲南大学 岡本キャンパス 5号館 511号室
住所:〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
℡ :078-431-4341(代表)
アクセス:JR神戸線「摂津本山駅」下車、ないしは阪急神戸線「岡本駅」下車、
北西へ徒歩約10分


シンポジウム「ドイツ文学と映画」

司会:山本佳樹
発題者:山本佳樹・市川明・増本浩子・香月恵里

《シンポジウム趣旨》
19世紀末に映画が誕生してまもなく、初期映画は見世物から芸術へと自らの地位を高める際に文学を題材として利用した。一方、言語を用いずに物語を語ることのできるサイレント映画に新しい表象メディアとしての可能性を見る作家や知識人もあり、ドイツでは20世紀初頭に「映画論争」が起こった。その後も映画は文学と密接に結びついて発展し、文学もまた巨大な文化産業へと躍進を遂げた映画からさまざまな刺激を受けてきた。このシンポジウムでは、ドイツ文学と映画との関係に的を絞り、具体的な作家や作品に即しながら、映画が作家や文学表現におよぼした影響、映画製作への作家の関与、文学作品の映画化、文学的素養をもとに独自の世界を表現する映像作家、といった複数の観点を提示し、この重要なテーマについての議論のきっかけをつくりたい。

《プログラム》
0.山本佳樹「はじめに―ドイツ文学と映画」
1.山本佳樹「〈映画論争〉とは何か―映画と文学の関係をめぐって」
2.市川 明「ブレヒトとフリッツ・ラングの „Hangmen Also Die“ 」
3.増本浩子「アフリカ版『老貴婦人の訪問』―マンベティの『ハイエナ』」
4.香月恵里「ミヒャエル・ハネケの映画」

シンポジウム・プレ企画として映画『Hangmen Also Die』の上映会も開催します。
時間:12月6日(火)18時~20時30分
場所:大阪産業大学サテライトスタジオ、孔子学院(大阪駅前第3ビル19階)
主催:「ブレヒトと20世紀ドイツ演劇」研究会

※本件に関する問い合わせ先:阪神ドイツ文学会事務局hanshin@jgg.jp