日本独文学会研究叢書新刊のお知らせ
日本独文学会研究叢書新刊のお知らせ
Die demnächst erscheinenden Nummern der Studienreihe der JGG



『研究叢書』074号~081号が10月15日(土)、16日(日)の両日、秋季研究発表会の会場(金沢大学)にて配布されました。ただし078号は不備があったため、2012年度春季発表会の会場(上智大学)で配布されます。

研究叢書担当理事 北島 玲子
宮田 眞治
074
関口 裕昭編 生誕200年 ローベルト・シューマン-言葉と音楽-
Robert Schumann. Der 200 Geburtstag -Wort und Musik-, hrsg. von Hiroaki SEKIGUCHI
関口 裕昭
まえがき
岩川 直子
アイヒェンドルフの詩によるリーダークライスOp.39 -「連作歌曲」としての解釈
関口 裕昭
シューマンとハイネ-「詩人の恋」を中心に
山下 剛
ローベルトとクラーラ -クラーラ・シューマンの作曲活動をめぐって
佐藤  英
ローベルト・シューマンのオペラ『ゲノフェーファ』の再評価の可能性-マルテン・クーシェイの演出を手がかりとして
掛谷 勇三(コメンテーター)
ピアニストから見たシューマンの音楽と言葉
 
075
岡本 順治・Angelika WERNER 編 心態詞の音声と意味-新しい研究方法の開発に向けて-
Aussprache und Bedeutung der Modalpartikeln: Zur Entwicklung neuer Untersuchungsmethoden, hrsg. von Junji OKAMOTO und Angelika WERNER
Junji OKAMOTO
Vorwort
Angelika WERNER
Einführung in die Modalpartikelforschung
Miki IKOMA/Angelika WERNER
Prosodie und Bedeutung der Partikel schon
牛山 さおり
幼児はどのように命令文を習得し、dochを使うようになるのか
筒井 友弥
心態詞mal の意味機能-話し手と聞き手の信念をてがかりに-
Junji OKAMOTO
Synchronisierung mit Modalpartikeln

076
本田 博之編 空間を書く
Topographie, hrsg. von Hiroyuki HONDA
まえがき
大田 浩司
ヘルダーリンの「想像の地理学」におけるオリエント表象
武田 利勝
文学の空間性——スターンとティークにおけるトポグラフィーの実験——
本田 博之
『ヴィルヘルム・テル』における陸と海のトポグラフィー
安川 晴基
歴史表象のトポグラフィー——ドイツ歴史博物館、ベルリン・ユダヤ博物館、バツォン・ブロックの歴史散策を例に——

077
Geistliche Dichtung zur Zeit der mittelhochdeutschen Klassik um 1200, hrsg. von Akihiro HAMANO
浜野 明大編 1200年頃の中高ドイツ語古典時代における宗教的詩作品
Einleitung
Yuji NAGAMACHI
Das neue Menschenbild des Albertismus im lateinisch- teutonischen Mittelalter—Ein Überblick über die entscheidende Aristoteles- rezeptionsphase in der ersten Hälfte des 13. Jahrhunderts—
Karin SUGANO
Konrad von Fußesbrunnen Die Kindheit Jesu
Akihiro HAMANO
Ein Beispiel geistlicher Bearbeitung in der frühmittelhochdeutschen ‚Genesis‘ um 1200—Im Hinblick auf den Unterschied der geistlichen Einstellung zwischen der Wiener Handschrift und der Millstätter Handschrift—
Ernst HELLGARDT
Die driu liet von der maget des Priesters Wernher

078
三宅 晶子編 戦後ドイツの「想起の文化」
”Erinnerungskultur“ in Deutschland nach dem Zweiten Weltkrieg, hrsg. von Akiko MIYAKE
三宅 晶子
戦後ドイツの「想起の文化」まえがき
三宅 晶子
戦後ドイツの公的言説における「想起の文化」 責任・アイデンティティ・和解
内村 博信
東西統一後のドイツの政治文化と「文化的記憶」
安川 晴基
ドイツの「想起の文化」における「カウンター・モニュメント」的転回
(重大な不備があったため2012年度春学会場で配布)

079
松岡 幸司編 教室という現場から考える日本のドイツ語教育
Deutschunterricht in Japan: aus verschiedenen Klassenzimmern, hrsg. von Koji MATSUOKA
はじめに
島﨑 のぞみ
指導初期の教員が抱える問題点と授業の試み ——学習環境設定と評価——
伊藤 直子, 能登 慶和, 前田 直子
都立北園高校におけるドイツ語教育
岩﨑 大輔
ドイツ語授業におけるポートフォリオの使用
松岡 幸司, 森下 孟
遠隔システムによるドイツ語のリアルタイム双方向遠隔授業  
清野 智昭
「日本のドイツ語教育」を語るために

080
奈倉 洋子編 ドイツ語圏文化の現在 ——ベルリンの壁崩壊・東欧革命後20年の変化を読む——
Gegenwärtige kulturelle Aspekte im deutschsprachigen Raum—Über die Veränderungen der 20 Jahre nach dem Berliner Mauerfall und der demokratischen Revolution in Osteuropa—, hrsg. von Yoko NAGURA
奈倉 洋子
まえがき
藤田 恭子
コミュニティの破綻とマイノリティ文化の再編——東欧革命後のルーマニア・ドイツ語文学——
重野 純子
DDRにおける写真表現の模索とその行方——観察記録としての写真表現の発展とその現在——
小林 徳子
壁崩壊後のドイツにおける外国人、マイノリティーの立場を検証する
竹田 和子
ドイツにおけるトルコ系作家の現在——エミネ・セヴギ・エツダマーを中心に——
三上 雅子
国境なき時代のドイツの映画監督たち
長 こずえ作成
「ドイツ語圏文化の現在」関連年表

081
齋藤 治之編  ゲルマン祖語から現代ドイツ語へ——歴史的発展における駆流とその反動——
Vom Urgermanischen zum Neuhochdeutschen—Entwicklungstendenz und Gegenwirkung—, hrsg. von Haruyuki SAITO
まえがき
嶋﨑 啓
西・北・東ゲルマン語の諸相
金子 哲太
現在完了の語用論的意味について——古高ドイツ語から中高ドイツ語にかけて——
平井 敏雄
中高ドイツ語”Prosa-Lancelot“の会話部分における語順
工藤 康弘
中・近世以降のドイツ語史——駆流をキーワードに——