<東京演劇集団風>『闇の光明』公演 |
【スタッフ】 演出:桐山知也 音楽:八幡茂 舞台美術:佐田剛久 照明:横原由祐 音響:酒見篤志 舞台監督:長谷川敬久 企画・制作:佐藤春江 【キャスト】 パドゥーク:車宗洸 ホッゲ夫人:辻由美子 助任司祭:坂牧明 助手:田中悟 男(役人):白石圭司 期日:4月27日(火)~5月1日(土)平日7時、土・祝日2時開演 入場料:当日4000円/前売3800円/学生割引3300円 年間通しチケット10000円(3枚綴) * 観劇日の日時が決まり次第、電話FAX、E-Mailにてご予約ください。 ご希望の3日前まで、KAZEのホームページからもご予約いただけます チケット予約:TEL03-3363-3261㈹/FAX03-3363-3265 http://www.kaze-net.org 【あらすじ】 ある売春宿。いかがわしい興行者パドゥークが性病に関する展覧会を始めた。連夜満員札止めの大盛況。実はパドゥークは以前、目の前の女郎屋に客として何度も通っていたが、金がなくて店を追い出されたことがあった。その腹いせもあり、この展覧会の事業を始めたのである。そのために、女郎屋の女将の商売はあがったり・・・。パドゥークは女郎屋の女の子たちに向かって「搾取されている」と不道徳と闘うことを説く。しかし女将ホッゲ夫人は、展覧会に二度入るお客はいないが、女郎屋にはお客は何度でもやって来ると語り、商売に将来性はないと説く。そして展覧会をたたみ、女将の店に儲けの全てを投資すれば大成功すると啓蒙する。女将の店の共同経営者となるパドゥーク。そしてパドゥークは次の一手を思いつく。 KAZEは、1999年に専属の拠点劇場レパートリーシアターKAZEのオープニング企画として『肝っ玉おっ母とその子供たち』を上演して以来、『マハゴニー市の興亡』『三文オペラ』『第三帝国の恐怖と悲惨』などのブレヒト作品の上演を重ね、5本のブレヒト作品がレパートリー化される。以後『肝っ玉おっ母とその子供たち』は、劇場から全国各地の中学校、高生を対象とした巡回公演のレパートリーとして定着。2008にはブレヒト連続公演を行い、『乞食あるいは死んだ犬』の公演では、俳優のオリビエ・コント(フランス)、女優のイワナ・クラチュネスク(ルーマニア)を起用。2009年にルーマニアのフェスティバルに招かれ上演し、大成功を収める。その成果を受け、今回はブレヒトの新作上演として取り組む。 演出は、水戸芸術館で『ベニスの商人』『ジュリアス・シーザー』などで好評を博し、その力が認められた新進の若手演出家の桐山知也を起用。風でも2007年に『明日は天気』の演出を手掛けている。「“お金”と“お金を巡る”システムについて書かれたテクスト」と語る。桐山演出は、ブレヒトの芝居へのアプローチや作品中の物言いに、潔さやシンプルであることの美しさ、そして圧倒的なラディカルさを持って挑む。 日本でもほとんど上演されてないブレヒトの“民衆劇”のジャンルにKAZEの総力を挙げてチャレンジする。 |