『日本独文学会研究叢書』新刊のお知らせ
『日本独文学会研究叢書』新刊のお知らせ

Die demnächst erscheinenden Nummern der Studienreihe der JGG


『研究叢書』062号~067号が刊行され、10月17日(土)、18日(日)の両日、秋季研究発表会の会場(名古屋市立大学)にて、無料配布されます。
学会受付とシンポジウム会場(A会場、B会場)入口の机上に置いてあります。部数に限りがありますので、関心のある方は早めにお立ち寄り下さい。
研究叢書担当理事 青木 誠之
増本 浩子



062
渋谷哲也 編 映画におけるイメージとテクストの関係について―ドイツとフランスのニューシネマを例に―
Bild und Text im Film. Am Beispiel der deutschen und französischen New Cinemas, hrsg. von Tetsuya SHIBUTANI

渋谷 哲也 序言
渋谷 哲也 ストローブ=ユイレあるいは朗唱する映画
眞鍋 正紀 小説の脚色に賭けられるもの クライスト/ロメール/ジーバーベルクにおけるテクストとイメージの関係
粂田 文 イメージのむこうがわ  R.W.ファスビンダー『ベルリン・アレクサンダー広場』における脚色 
堀 潤之 映画的不純性に向けて ヌーヴェル・ヴァーグと「脚色」の問題

063
Mord auf Deutsch. Aspekte des aktuellen deutschen Kriminalromans, hrsg. von Stefan BUCHENBERGER und Oliver MAYER
       Vorwort
三ッ石祐子 Krimiは娯楽産業の産物?―ドイツにおける最近の犯罪事件小説
Robert F. Wittkamp Regiokrimi intermedial – von ARD und Tatort zu einer urdeutschen Gattung
Oliver Mayer Der Polizeikrimi als neues Subgenre? Die Kriminalromane von Norbert Horst und Oliver Bottini
Stefan Buchenberger Jan Costin Wagner und die Tradition des deutschen und skandinavischen Soziokrimis
松岡 幸司 迷宮にあてた光:Andrea Maria SchenkelのTannödを読む  

064
梅内幸信 編 エンデ文学におけるファンタジー
Phantasie in der Dichtung von Michael Ende, hrsg. von Yukinobu UMENAI
梅内 幸信  まえがき  
子安美知子  エンデ文学におけるファンタジー
堀内 美江 黒姫童話館にみる『モモ』のファンタジー
梅内 幸信 『はてしない物語』におけるファンタジーの機能
小高 康正 エンデのファンタジーにおける死のイメージと創造性
樋口 純明 エンデのルドルフ・シュタイナー思想受容について
堀内 美江(編)ミヒャエル・エンデ研究資料リスト
子安美知子 あとがき

065
高田博行 編  話しことば研究をめぐる4つの問い
Vier Ansätze zur Erforschung der gesprochenen Sprache, hrsg. von Hiroyuki TAKADA

        まえがき
渡辺 学 話しことばの特性をどのように測定したらよいか? 
岡本 順治  「構文文法」は話しことば研究の文法記述に貢献しうるか?
林  明子 何を手がかりに話しことばの対照研究を行うのか?
高田 博行 何を資料として過去の話しことばを復元するのか?

066
城 眞一 編 プラハとダブリン― 20世紀ヨーロッパ文学における二つのトポス―
Prag und Dublin.Zwei Topoi in der europäischen Literatur des 20. Jahrhunderts,
hrsg. von Shin’ichi JOH

城 眞一  まえがき
吉川 信 薔薇の外部―初期イェイツの象徴をめぐって―
平野 嘉彦 リルケの薔薇、もしくはナショナリズムの不能―イェイツと照合しつつ―
戸田 勉  ジョイスとユダヤ人
三谷 研爾  カフカにおける〈交通〉とアイデンティティ
結城 英雄 W. B. イェイツとジェイムズ・ジョイス―対立と統合― 
城  眞一  薔薇と世界―あるいはリルケにおける詩と政治―
吉川  信 あとがき ふたつのアイリッシュ―transnationのために

067
田中 愼 編 コーパスをめぐって 心理・知覚表現の分析
Diskurs um Korpus:verschiedene Forschungsansätze zu den Psycho- und Wahrnehmungsausdrücken, hrsg. von Shin TANAKA
清野 智昭  まえがき
清野 智昭 コーパスを用いた心理動詞分析
保阪 靖人 非文から見える文法性―照応関係を例として
田中  愼  Pro und contra Korpus: 心理表現の人称をめぐって
大薗 正彦 コーパスとドイツ語教育:日本人のための「自然なドイツ語」の提供を目指して
吉田 光演 方法としてのコーパス?―言語研究におけるデータの扱い
小川 暁夫 コーパス(研究)が教えてくれるもの