第15回ドイツ語教授法ゼミナール開催のお知らせ

第15回ドイツ語教授法ゼミナール開催のお知らせ


 第15回ドイツ語教授法ゼミナールを下記の通り開催いたします。参加ご希望の方は申し込みフォームに必要事項を記入の上、11月30日までにお申し込みください。なお参加は申し込み順に受け付けますが、最終的な選考は日本独文学会理事会で決定いたします。

総合テーマ:«Unterrichten reflektieren»

日時:2010年3月19日(金)~3月22日(月)(3泊4日)

招待講師:Marita Schocker-von Ditfurth (Pädagogische Hochschule Freiburg)

会場: IPC 生産性国際交流センター
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
Tel. 046-858-2900 Fax. 046-858-2910  
E-Mail: IPC@jpc-sed.or.jp, http://www.js-ipc.gr.jp/

参加費:35,000円 (ただし常勤職を持たない方は30,000円、学部学生・大学院生は 25,000円)

参加申し込み締め切り:2009年11月30日

参加申し込み:http://www.daf-seminar.jp
定員:40名

教える者の役目として、教師は常に授業行為に関する自らの知識を持続的に検分し、深めていかなければなりません。このような内省行為が、普段の授業実践にお ける様々な状況や問題点をより良く理解し、適切に対応するための基盤となります。その際、教師は様々な情報源を利用することができます。一つには、授業行 為の様相を決定づける自らの経験と直感です。また、他の教師との意見交換により、自らのルーティンや意識と向き合い、新たな視野を拡げていくことも重要で す。更に、授業で起こりうる事柄の個々の観点に関する情報を体系的に収集し、これらを科学的な方法によって分析することも一つの手段です。
第15回教授法ゼミナールでは、以上の三つの授業リフレクションの方法を結びつけることを目標とします。自らの授業を研究するための様々な方法論を概観した後、参 加者は各グループで、日常の授業から得た具体的なデータをもとに、授業行為の個々の観点について考えていきます。グループ毎のテーマとしては、
「Unterrichtssprache & Impulse der Lehrenden」
「Umgang mit Lernerverhalten」
「aufgaben- und inhaltsorientiert Unterrichten」
「Umgang mit Fehlern」
などを計画していますが、参加者からの要望があれば、新たなテーマを取り入れることも考えています。
今回のゼミナールの招待講師としては、ドイツでの実証的外国語研究の領域における代表的研究者であるフライブルク教育大学のMarita Schocker-von Ditfurth教授をお招きします。Schocker-von Ditfurth教授は、実践に沿った教員養成のモデルでも有名で、長年にわたって教師が自らの授業を研究することを支援しておられます。
第15回教授法ゼミナールは、前回・前々回のゼミナールの連続開催に対する参加者からの肯定的な反応を受け、この新しい開催形態を引き継ぐこととします。これは、テーマに深く関わっていくことを可能とすると同時に、持続的な研究活動を活発にするためでもあります。そのため、第15回と第16回教授法ゼミナールは、一つの総合テーマのもとで開催されることとなります。2010年3月のゼミナールでは、各グループ内で独自のリサーチプロジェクトのデザインを行うことに重点を置き、その結果が次のゼミナールで発表されることを考えています。ドイツ語教育に関心のある多くの方々に、ドイツ語教授法ゼミナールに是非ともご参加頂き、日本のドイツ語教育を巡る議論を深めたいと思っております。皆様のお申し込みを心よりお待ちしています。
2010年と2011年の教授法ゼミナールは、共通したテーマでの開催となりますが、どちらか一方のゼミナールのみへの参加も当然可能です。
2009年7月


第15回ドイツ語教授法ゼミナール実行委員会
星井牧子、Andreas Meyer, Marco Raindl, Michael Schart(実行委員長),
玉木佳代子、吉村創, Carsten Waychert
問い合わせ先:daf2010-open_AT_jgg.jp (_AT_は@)
http://www.daf-seminar.jp