『日本独文学会研究叢書』新刊のお知らせ
『日本独文学会研究叢書』新刊のお知らせ
Die demnächst erscheinenden Nummern der Studienreihe der JGG


『研究叢書』059号~061号が刊行され、5月30日(土)、31日(日)の両日、春季研究発表会の会場(明治大学)にて、無料配布されます。
学会受付とシンポジウム会場入口の机上に置いてあります。部数に限りがありますので、関心のある方は早めにお立ち寄り下さい。

研究叢書担当理事 青木 誠之
小泉  進



059
宍戸節太郎編 『群衆と権力』の射程――エリアス・カネッティ再読
Tragweite von „Masse und Macht“. Canetti wieder lesen
エリアス・カネッティ年譜
宍戸節太郎 「変身」の番人カネッティ  
須藤 温子 カネッティの死生学――生きる罪と死への抗い
黒田 晴之 わたしたちの最も近しい似姿はボーリングのピンである。――カネッティ没後14年に『群衆と権力』を読む意味について 
古矢 晋一 身体とメディア――カネッティ『群衆と権力』における「手」の考察について
北島 玲子 境界をめぐって――カネッティにおける書くこと
大川 勇 「大衆」から「群衆」へ――カネッティにおける Masse の意味転換

060
山本 浩司編 災厄の想起と言語化 イルゼ・アイヒンガーと戦後文学のカノン
Ilse Aichinger und die kanonisierte ,Nachkriegsliteratur‘. Verhängnisse, Erinnerung, Sprache
編者     まえがき
初見 基 想起の規範的な力に抗して——戦後文学のなかのイルゼ・アイヒンガー
眞道 杉 静かな抵抗文学の軌跡——イルゼ・アイヒンガーとトーマス・ベルンハルトの比較を中心に
山本 浩司 「海」と「砂漠」——アイヒンガーとバッハマンにおける非=場所
クリスティーネ・イヴァノヴィッチ(眞道 杉訳) 『私の言葉と私』:イルゼ・アイヒンガーの対話——デリダの『他者の単一言語使用』と比較しつつ
浜崎 桂子 あとがき

061
在間 進・時田伊津子編 大規模コーパスを用いたドイツ語研究――ドイツ語教育への応用を目指して――
Korpusbasierte Forschung der deutschen Sprache-Für ihre Anwendung im DaF-Unterricht
編者     はじめに
在間  進 大規模コーパスを用いたドイツ語研究 ――ドイツ語教育への応用を目指して――
時田伊津子 大規模コーパスを用いると何が見えるか――二重目的語構文の情報構造において――
山田 善久 語彙使用頻度調査は今どこまで可能になっているか
今道 晴彦 ドイツ語コーパス研究とドイツ語教育――コロケーション分析から何が見えてくるか――
阿部 一哉 現代ドイツ語におけるer-接頭辞動詞――大規模コーパスに基づく一研究――
カン・ミンギョン 「自然現象」的状態変化の言語化について ――言語使用の観点から――