『日本独文学会研究叢書』新刊のお知らせ
『日本独文学会研究叢書』(2008年053、054号)新刊のお知らせ



以下の内容の『研究叢書』53、54号が新たに刊行され、6月14、15日の日本独文学会春季研究発表会の会場(立教大学)にて、無料配布されます。学会受付の横とシンポジウム会場入口の机上に置いてあります。部数に限りがありますので、関心のある方は早めにお立ち寄り下さい。

研究叢書担当理事 青木 誠之
小泉  進


053
関口裕昭編『日本文化におけるドイツ文化受容―明治末から大正期を中心に―』
Die Rezeption der deutschen Kultur in Japan─Vom Ende der Meiji- bis zur Taisho-Zeit─, hrsg. von Hiroaki SEKIGUCHI
関口 裕昭 まえがき
依岡 隆児 「パンの会」におけるドイツの影響 ―「情調」を中心に―
関根 裕子 松居松葉による『エレクトラ』日本初演 ―ホーフマンスタールの期待と現実―
坂本 貴志 異界の系譜 ―ハウプトマンと鏡花―
佐谷眞木人 柳田國男とドイツ ―文学と民俗学の交点―
関口 裕昭 日本におけるハイネ受容の系譜 ―感傷詩人と政治詩人のはざまで―

054
中島 裕昭編『ブレヒト演劇における言語,身体,振舞』
Sprache, Körper und Verhalten in Brechts Theater, hrsg. von Hiroaki NAKAJIMA
高橋 宗五 序論  
摂津 隆信 ガルガイとガルガ ―『都会のジャングル』におけるアイデンティティをめぐる闘争―
川島  隆 ブレヒトのラジオ実験『リンドバーグの飛行』
高橋 宗五 寓話,歴史,リアリズム ―ブレヒト演劇の理解に向けて―
中島 裕昭 メタレベルの構築を支援するための〈身ぶり〉 ―ブレヒトの俳優術論再考―
四ツ谷亮子 ブレヒトを聴く/読む ―ハイナー・ゲッベルスの音楽劇の試みを手がかりに―