一般社団法人日本独文学会岩﨑奨学金の改定について |
一般社団法人日本独文学会岩﨑奨学金の改定について【奨学金の趣旨】 日本独文学会は,故岩﨑英二郎先生のご遺族からいただいた寄付金で「日本独文学会岩﨑奨学金」を創設し,若手研究者の育成のために国際学会の発表に対しての奨学金を支給してきましたが,必要とされている援助を行うという観点から,この度より若手研究者の研究成果公開のための奨学金制度へと改定することになりました。 【奨学金の概要】 1. 博士論文の出版に際して,テニュア職を持たない会員に対して,30万円を上限に出版費用の助成を行う。 2. 奨学金の支給は年度総額の上限を設定する(2020年度については60万円)。また,同一会員への支給は1回のみとする。 3. 募集は年度毎に行い,日本独文学会ホームページその他の手段で会員に広く公示する。 4. 奨学金は2020年4月より募集を開始する。 5. 奨学金の返済の義務はない。ただし,支給後に,申請対象の研究書の出版を中止した場合,受け取った奨学金を返還するものとする。 6. 他の出版助成を受けることは可能であるが,本奨学金と合わせて出版費用を超えないこと。 7. 奨学金を受けようとする者は,決められた書式の申請書類を日本独文学会事務局に提出する。 8. 審査は日本独文学会常任理事会内に設けた審査委員会が行う。審査委員会は,外部の専門家に審査を依頼することができる。審査の結果適当と認めた場合,奨学金を支給する。 9. 奨学金の原資を使い切った時点でこの事業を終了する。また,事情により,予告なしにこの事業を終了することもある。 【募集人数】 各年度2件~3件程度。 【応募資格】 以下の条件をすべて満たす者。 1.日本独文学会員。 2.テニュア職を持たない者。 【応募方法】 1. 下記の必要書類を日本独文学会事務局へ郵送する。a)とb)に関しては同時にファイルを電子メールで hojo_AT_jgg.jp(_AT_は@)宛に送付する。 2. 応募締め切り:毎年6月30日 a) 奨学金申請書(3種類)(http://www.jgg.jp/pdf/updata/Iwasaki-Stipendium.docx) b) 原稿 c) 誓約書(http://www.jgg.jp/pdf/updata/Iwasaki-Stipendium.docx) d) 博士論文の審査に合格したことを証明する文書 【選考方法】 1. 提出された申請書を日本独文学会常任理事会で審査する。 2. 必要に応じて,審査委員会外の専門家に審査を依頼することがある。 3. 申請から3ヶ月程度で申請者に採否を通知する。 【その他】 1. 奨学金内定の通知を受けた申請者は,刊行期日および販売価格等の予定を確認する刊行確約書を提出すること。 2. 刊行物に,日本独文学会岩﨑奨学金の助成により出版された旨を明記すること。 3. 内定の翌年3月15日までに刊行し,同月末日までに刊行報告書および完成本1部を本会に寄贈すること。 奨学金審査刊行スケジュール ① 申請書(岩﨑奨学金出版助成申請書(1)(2)(3)」)の提出(6月30日) ② 審査結果の通知(同年9月15日まで) ③ 見積もり書あるいは請求書の提出(同年9月末まで) ④ 刊行(翌3月15日まで) ⑤ 刊行報告書および完成本一冊の提出(翌3月末まで) ⑥ 助成金の支給(出版社へないしは(立て替えの場合は)本人への振り込み) |