<ゲーテ・インスティトゥート東京>第4回かけはし文学賞応募受付のお知らせ
サイエンスとテクノロジーの世界的企業メルクとゲーテ・インスティトゥートは2020年、第4回 となるかけはし文学賞を開催いたします。このプレスリリースをもちまして応募の受付を開始いたしますのでお知らせいたします。
総額2万ユーロの賞金が贈呈される本文学賞はドイツ語の現代文学とその日本語への翻訳を対象とし、日独の間に文化の「かけはし」を架けることを目的としています。
日本の文学愛好者に見いだされるべきドイツ語作家および日本語翻訳者の業績を称えるとともに、受賞作の邦訳出版を担う出版社には出版費用が助成されます。
応募する文芸翻訳者は、現代社会の問題をテーマとして扱ったドイツ語圏の現代文学を選定し和訳の提案をしてください。小説や詩集、戯曲などの文芸作品が対象となります。
公募についての詳細は、ゲーテ・インスティトゥート東京のウェブサイト
https://www.goethe.de/ins/jp/de/kul/sup/mkl.html?wt_sc=japan_kakehashi
をご参照ください。

かけはし文学賞について
「越境」や「橋渡し」の意を込めて「かけはし」の名を掲げた文学賞は、世界の文学の発展を支援するメルクが各国で主催する5つの文学賞のうちのひとつです。日本におけるドイツ語圏の現代文学の認知を高め翻訳という仕事を奨励する日本で唯一の文学賞です。

これまでの受賞者は以下の通りです。
2014年度:アルノ・シュミット氏(著者)と和田洵氏(翻訳者)による『Seeland-schlaf mit Pocahontas (ポカホンタスのいる湖景)』
2016年度:イルマ・ラクーザ氏(著者)と新本史斉氏(翻訳者)による『Mehr Meer (もっと海を)』
2018年度:クレメンス・ゼッツ(著者)と犬飼彩乃氏(翻訳者)による『Indigo (インディゴ)』
第4回となる今回のかけはし文学賞は、2020年10月に東京で開催される授賞式で授与されます。
2020年度のかけはし文学賞の審査委員会は、審査委員長の山本浩司氏(早稲田大学教授)のほか、審査委員のイルマ・ラクーザ氏(2016年度受賞者、スイス人作家・翻訳家)、副島美由紀氏(小樽商科大学教授)、関口裕昭氏(明治大学教授)、守田省吾氏(みすず書房 代表取締役社長、編集者)、ローマン・マイシュ氏(メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社 代表取締役会長兼社長)、ペーター・アンダース氏(ゲーテ・インスティトゥート東京 所長)が務めます。