<上智大学>公開シンポジウム「ヨーロッパ統合と境界地域の可能性-ドイツ語圏の国境地域における言語とアイデンティティ」Symposium: Europäische Integration und Grenzregionen[
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ドイツ語圏文化研究所2006年度公開シンポジウム

「ヨーロッパ統合と境界地域の可能性-
ドイツ語圏の国境地域における言語とアイデンティティ」


Symposium: Europäische Integration und Grenzregionen -
Sprache und Identität an deutschen Sprachgrenzen


発題者
ベルギー、アルザス 泉邦寿(上智大学)
ルクセンブルク   ジャン=クロード・オロリッシュ(上智大学)
南チロル      山川和彦(麗澤大学)
オーデル・ナイセ線  木村護郎クリストフ(上智大学)

日時  11月20日 17時~19時
場所  上智大学 2号館1702会議室
使用言語 日本語

趣旨
 境界地域は国家単位の思考では周辺地域として位置づけられやすい。しかしヨーロッパの枠組みでとらえるならば、むしろ接点、つなぎめとしての重要な役割を果すことが期待される。本シンポジウムでは、拡大したEUの中心部に位置するドイツ語圏の境界地域に焦点をあてて、ヨーロッパ統合の動きのなかで、これらの地域にどのような課題や展望がみられるのかをとりあげ、諸地域の異同を比較検討する。とりわけ、境界地域における、少数・地域言語を含む多言語的な状況に目を向けて、多言語的なアイデンティティ、トランスナショナルなアイデンティティが生まれる可能性や困難に重点をおいてみたい。さらには、これらの事例をとおして、「ヨーロッパ時代」、「グローバル化時代」における国境・境界線の意味を言語の観点から問うことをめざす。

上智大学ドイツ語圏文化研究所
[color=0000FF]http://www.info.sophia.ac.jp/g-areas/