SPAC公演『サーカス物語』
 SPAC 秋→春のシーズン#3
『サーカス物語』

演出: ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作 : ミヒャエル・エンデ
訳 : 矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)

日 時
一般公演
2016年12月 3日(土)15:00、10日(土)15:00
18日(日)14:00、23日(金・祝)15:00

会 場 静岡芸術劇場
主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
支援:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

作品ホームページ:http://spac.or.jp/juggler_2016.html

■インドネシア人演出家がSPACとともに創りあげた、 ミヒャエル・エンデの社会派ミュージカル。『モモ』や『はてしない物語』など、今もなお愛されつづけるドイツ人児童文学作家ミヒャエル・エンデ。ドイツ統一前の1982年に刊行された、エンデによる数少ない戯曲の一つです。 ピエロのつくり話から始まる、心はずむ空想世界。童心に戻るファンタジーのうらには、現実世界へ持ち帰るべきエンデの問題意識が秘められています。 この作品の背景にある高度経済成長に伴う環境破壊や弱者切り捨ては、インドネシアの演出家ユディ・タジュディンにとってまさに今日の出来事であり、切実さをもって作品に投影されています。多様な文化を背景に持つタジュディンならではの視点は、今の日本社会にも大きな示唆を与えてくれます。 また、「劇中劇」で描かれた複雑な物語を見事に可視化。インドネシア伝統の影絵などを用いて、視覚的にも楽しめるミュージカルへと仕立て上げました。 2013年にSPACが初めて挑んだミュージカル、新キャストを迎えて、この冬、再び幕が上がります。

※静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団です。舞台芸術作品の創造と上演とともに、優れた舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を事業目的として活動しています。