<ドイツ語学文学振興会>今年度振興会審査結果
ドイツ語学文学振興会より
第56回ドイツ語学文学振興会賞選考結果について


第56回ドイツ語学文学振興会賞を下記のように決定しましたのでお知らせします。

振興会奨励賞
片山 由有子
Stimme und Schweigen der Margaretha Ebner. Zum Verhältnis von Sprache und Mystik bei einer deutschen Nonne des 14. Jahrhunderts.
(『ドイツ文学』第151号Band14/Heft1)
籠 碧  
Die „Flucht ins System“. Die Skepsis gegenüber der Psychiatrie in Arthur Schnitzlers
„Flucht in die Finsternis“.
(『ドイツ文学』第151号 Band14/Heft1)
橘 宏 亮
Das Motiv der Zerstörung als konstitutives Element bei Heinrich von Kleist und Rousseaus Du contra social.
(『芸文研究』109号)

選考にあたっては次の方々に委員をお願いしました。
委員長:高橋義人 委 員:井上修一、中井章子、高山秀三

授賞式は、2016年5月28日(土)日本独文学会春季研究発表会(獨協大学)において、12時15分から、A会場(207号教室)で行われます。多くの方々がご出席くださり、新進研究者の受賞を祝していただければと存じます。
本賞の趣旨は日本国内における若手のドイツ語学文学研究者による優れた業績の発掘にあります。しかるに近年『ドイツ文学』以外の研究誌掲載論文の応募が少なくなっており、授賞にふさわしい研究が埋もれていることが懸念されます。そこで今回は事前に振興会より各学会支部等に呼びかけ、学会員の先生方から直接ご推薦を頂くという取り組みをさせていただきました。ご協力頂いた方々に厚く御礼申しあげます。今後も積極的なご推挙をお願いする次第です。また支部学会等発行の研究誌で優れた論文をお見かけの場合は、是非ご紹介ください。
なお今回審査に時間が掛かりましたため、学会誌春号への掲載ができませんでした。お詫びいたします。

(文責:武井隆道)