日本独文学会研究叢書新刊のお知らせ
日本独文学会研究叢書新刊のお知らせ
      Die demnächst erscheinenden Nummer der Studienreihe der JGG
     

『研究叢書』082号~088号が10月13日(土)、14日(日)の両日、秋季研究発表会の会場(中央大学)にて配布されます。
                     
研究叢書担当理事 北島 玲子
                               宮田 眞治


082
田中まり・早川文人編 松村國隆監修 ハプスブルク神話とその規範をめぐって
Zum habsburgischen Mythos und seinen Kanon, hrsg. von Mari TANAKA und Fumito HAYAKAWA. Redaktionelle Leitung Kunitaka MATSUMURA
 田中 まり まえがき
磯崎 康太郎 アーダルベルト・シュティフターと「ハプスブルク神話」
 佐藤 文彦  ヘルミュニア・ツア・ミューレンのオーストリア文学史記述におけるグリルパルツァー、ライムント、ネストロイ―メタ文学としての試み―
高橋(浅井)麻帆 「装飾」は「犯罪」か?
―リングシュトラーセにおける歴史主義批判―
早川 文人  ヘルマン・ブロッホのオーストリア文化批判
元吉 瑞枝 <神話>との対峙
―インゲボルク・バッハマンとペーター・ハントケ―
松村 國隆(監修) 「あとがき」に代えて

083
井出 万秀・磯部 美穂編 「入門文法」――よく説明・理解できていないこと
  テキスト理解を助ける中・上級文法の試み
Kardinalgrammatik-gravierende Ratlosigkeit: Versuch einer Abhilfe zum besseren Textverständnis als Mittel- und Oberstufengrammatik, hrsg. von Manshu IDE und Miho ISOBE
井出 万秀 L2習得研究における本研究発表の位置づけ
- 序にかえて
宮下 博幸 再帰代名詞の相互的用法とその解釈
山本 恵 ドイツ語テキスト読解における人称代名詞の日本語への置き換え
―「ドイツ語は文法,日本語は文脈」?―
マヌエル クラウス 関係代名詞とその形態的・統語的構造について
三瓶 裕文 指示詞の機能について ― dieserとderを例に
 磯部 美穂 読者はいかにして「新しい語」を理解するか
-「テキスト語」としての複合的名詞化について-

084 
桑原 聡編 ロマン派の時代の危機意識とユートピア
Das Krisenbewußtsein zur Zeit der Romantik und Utopievorstellungen, hrsg. von Satoshi KUWAHARA
桑原 聡 まえがき
坂本 貴志 レッシングの「ヘン・カイ・パン」
佐藤 朋之 ヨーハン・ヴィルヘルム・リッターのダウジング研究
松原 良輔 アイヒェンドルフとドイツ国民記念碑
岡本 和子 クレメンス・ブレンターノ『ゴッケル・メールヒェン』における
「子どもの言語」の理念と詩論
桑原 聡 楽園としての人工庭園描写-ロマン派からP.シェアバルトまで-

085
竹内 義晴編 翻訳という問題から見えてくる言語, 文化, 人間
Sprache, Kultur und Menschen ― Probleme bei der Übersetzung, hrsg. von Yoshiharu
TAKEUCHI
序文
竹内 義晴 翻訳と語彙―「うらみ」がドイツ語に翻訳できない ―
成田 節 翻訳と語り手の視点― 三人称物語における情景描写を例に ―
大薗 正彦 翻訳と聞き手・読み手の視点― 共同注意を軸とした日独語対照研究 ―
宮下 博幸 翻訳と省略― 証拠性の観点からの日独比較 ―
宮内 伸子 翻訳を読む楽しみ― 太宰治『人間失格』における「のです」のドイツ語訳
について ―
086
勝山(寺井) 紘子編 エーリヒ・ケストナーとその時代
Erich Kästner und seine Zeit, hrsg. von Hiroko KATSUYAMA (TERAI)
勝山 紘子 まえがき
勝山 紘子 大都市における身体の表象
――第一次世界大戦後のケストナー、グロス、ディックス――
青地 伯水 映画『ほら男爵の冒険』とふたりの父親
――ケストナーとユダヤ問題―― 
児玉 麻美 科学者と権力者――ケストナー『ほら男爵の冒険』とその周辺――
永畑 紗織 被追放者を描いた文学――ケストナーの詩『1945 年の行進曲』――
 
087
松村 朋彦編 動物とドイツ文学
Tiere in der deutschen Literatur, hrsg. von Tomohiko MATSUMURA
松村 朋彦 まえがき
松村 朋彦 猿が言葉を話すとき― ホフマン、ハウフ、カフカ ―
土屋 京子 動物の認識能力とはなにか
― 18世紀の動物に関する言説とホフマンの猫 ―
川島  隆 人間のような犬と、犬のような人間
─ エーブナー=エッシェンバッハからカフカまで ―
千田 まや 「犠牲」にみる神と人間と動物─ トーマス・マンを中心に ─

088
岡村三郎,ヴィリー・ランゲ, ヨアヒム・シャルロート編 ドイツ語基本語彙-辞書学的、外国語教授法的な観点から-
GRUNDWORTSCHATZ DEUTSCH:Lexikografische und fremdsprachendidaktische Perspektiven, hrsg. von Saburo OKAMURA, Willi LANGE und Joachim SCHARLOTH
Saburo OKAMURA, Willi LANGE, Joachim SCHARLOTH Vorwort
Susumu ZAIMA Frequenzbasierte Grundwortschätze: Probleme und Perspektiven
Noah BUBENHOFER Lehrwerke und Referenzwortschätze. Der Nutzen frequenzbasierter Grundwortschätze
 Saburo OKAMURA, Willi LANGE, Joachim SCHARLOTH
Methoden der Bestimmung des Kernwortschatzes Deutsch
Katsumi IWASAKI Ansätze zur Erstellung eines Grundwortschatzes für DaF in Japan
Angelika WERNER, Shiro KATTO Wortschatzlernen aus der didaktischen Perspektive