<朝日新聞社事業本部文化事業部>日本におけるドイツ年2005/2006 ドイツ表現主義の彫刻家 エルンスト・バルラハ展(-06.7.17)[J]
『ドイツ表現主義の彫刻家 エルンスト・バルラハ展』


 

 

20世紀で最も注目される彫刻家・版画家・劇作家の一人、エルンスト・バルラハ(1870~1938)を紹介する日本で初めての回顧展です。
生涯「人間」をテーマとし、生きる喜びをはじめ、貧困や飢餓、戦争など社会的な重いテーマを扱いながらも、作品からはおおらかな明るさ、のびのびとした安定感なども感じられます。

困難な状況を切り開き、たくましく生きぬく強い意思を表した彫刻の数々は、強く心に訴えかけてきます。バルラハは、ロシアに旅して大地に生きる農民の姿に感動し、大きな影響を受けます。また、「老子」を愛読するなど東洋の文化にもあこがれを抱いていました。しかし台頭してきたナチによって弾圧され、不遇な晩年を送り、さびしく北の港町ロストックで世を去りました。

今回の回顧展は、エルンスト・バルラハ・ハウスとエルンスト・バルラハ財団の全面的な協力によって開催され、「日本におけるドイツ年2005/2006」の記念事業の1つです。彫刻のほか陶磁器、版画、素描、関係資料などあわせて約180点の作品を通して、バルラハの全てに触れます。


主催 開催各美術館、朝日新聞社


会期・会場

2006年 2月21日~4月 2日 京都国立近代美術館

4月12日~5月28日 東京藝術大学大学美術館

6月 3日~7月17日 山梨県立美術館


お問い合わせ:朝日新聞社文化事業部 日永 hinaga-k@asahi.com