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渡辺 学 (学習院大学)
韓国独文学会 (KGG、韓国獨語獨文学会) のご厚意により、日本独文学会からの招待者として2012年8月から9月にかけての数日間、「近くて近い国」大韓民国を訪れ、ソラク・シンポジウム(8月31日~9月2日)に参加する機会に恵まれた。筆者にとっては、ソウル大学を会場としてアジア・ゲルマニスト会議が開催された2006年以来、実に6年ぶりの韓国再訪である。

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木戸 紗織(大阪市立大学大学院後期博士課程)
今年の8月、予定より一年遅れてアジアゲルマニスト会議が北京で開かれました。前回の金沢大会から4年、折しも開催直前になって日中、日韓双方に領土問題が持ち上がり、落ち着かない状況の中行われた今回の北京大会でしたが、„Interlingualität – Interkulturalität – Interdisziplinarität: Grenzerweiterungen der Germanistik“というテーマのもと、日中韓そしてヨーロッパのゲルマニストがまさに寝食をともにした6日間の様子を、ごく一部ですがお伝えしたいと思います。

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室井禎之(早稲田大学)
2012年8月19日から24日の6日間北京北郊のJiuhua Palace Hotelにて、アジアゲルマニスト会議が開かれた。 „Interlingualität, Interkulturalität und Interdisziplinarität: Grenzerweiterungen der Germanistik“という総合テーマのもと、4つの全体講演、パネルディスカッション、分科会での100を越える研究発表が行われた。日本独文学会からは25名の会員が参加した。そのうち4名が旅費補助を得て参加した。この補助は日本独文学会がDAADに申請して特別に認められたものである。DAADと関係者のご尽力にこの場を借りて深く感謝したい。

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美留町 義雄 (大東文化大学文学部准教授)
勤務先の海外留学制度を利用して、今春4月よりミュンヘンに滞在している。なぜミュンヘンかと問われると、大のビール党である私を知る方々には見透かされそうで困ってしまう。だが一応、研究のテーマとして「ミュンヘンにおける森鷗外」に取り組んでおり、『独逸日記』や『うたかたの記』に描かれている、ミュンヘン留学期(1886年3月~1887年4月)の鷗外の足跡を訪ねることが目的となっている。このテーマを選んだ訳は、確かに二年前『鷗外のベルリン』という本を上梓し、鷗外の都市体験に深く携わったことも挙げられる。しかし何よりも次の写真がきっかけとなった。これは数ある鷗外の写真のうちで、私が最も好きな一枚だ。

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岡本 順治(学習院大学)
英語の教科書には、よくアーミッシュ派(Amish)の人々とその現代の科学技術を拒否した生き方がテーマとして採用されているが、彼らの話すPennsylvania Dutch と呼ばれる言語は、オランダ語ではなくドイツ語だ(以下、「ペンシルベニア・ドイツ語」と呼ぶ)。2012 年 7 月、このドイツ語を話す人達の言語文化を直接知りたいと思い、私はアメリカのペンシルベニア州へでかけた。ペンシルベニア・ドイツ語を話す人々は、主に 16 世紀の宗教改革の後に誕生したプロテスタントの再洗礼派と言われる人達の一部で、ペンシルベニアへの移住は、18 世紀以降本格的に行われた。移民した再洗礼派の中でも有名なのは、メノナイト派とアーミッシュ派で、その多くの人達がスイスやドイツ南西部(主にプファルツ地方)などから迫害を逃れて「宗教の自由のある国」へ移住したのだと言われている。

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松岡 幸司(信州大学)
「50年間知っていたけれども,51年目になってその中身の重大さと恐ろしさに驚嘆するものがある.」今から170年前の1842年7月,ウィーンで皆既日食を見た19世紀オーストリアの作家シュティフター(Adalbert Stifter, 1805-1868)は,彼の手記『1842年7月8日の日蝕(Die Sonnenfinsternis am 8. Juli 1842)』の冒頭で上のように記している.

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岡山具隆(上智大学非常勤講師)
2012年3月28日から29日にかけて、箱根町強羅の静雲荘で第58回「ドイツ現代文学ゼミナール」(以下、「現文ゼミ」と略す)が開催された。この場をお借りして、一人の参加者の視点からゼミの紹介も兼ねて簡単な報告をさせていただきたい。

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三宅新三(岡山大学大学院社会文化研究科教授)
今から20年以上も前の話で恐縮だが、「5大オペラ作曲家の世界」というCD5枚からなるシリーズが日本コロンビアから発売された。ドイツ語圏を中心とした歌手たちによるオペラのアリア集だが、そのなかには名メゾソプラノだったクリスタ・ルートヴィヒが「ブリュンヒルデの自己犠牲」を歌った珍しい録音もある。ところでこのシリーズで言われる「5大オペラ作曲家」とは、モーツァルト、ワーグナー(ここではヴァーグナーではなくワーグナーと表記する)、ヴェルディ、プッチーニ、リヒャルト・シュトラウスの5人をさす。この選択は、世界の主要なオペラハウスで今日上演されているそれぞれの作品数を考えれば妥当なものだが、仮にこれらの作曲家たちのオペラを、「男のオペラ」か「女のオペラ」かに分類した場合、ヴェルディ以外はすべて「女のオペラ」を創作したと言えるのではなかろうか。ヴェルディのオペラの魅力はやはり男性像にある。もちろんヴェルディのオペラにも、『ラ・トラヴィアータ』のヴィオレッタ、『オテロ』のデズデモナなど有名なヒロインは数多く登場するが、彼女たちに共感するのは少なくとも私には難しい。なぜならばヴェルディが描く女性像には強さが欠如していると思われるからだ。その点でモーツァルトやワーグナーのオペラの女性主人公たちは異なる。彼女たちの魅力は何と言ってもその誇り高いたくましさにある。私が『モーツァルトとオペラの政治学』(青弓社)や『ヴァーグナーのオペラの女性像』(鳥影社)で一番書きたかったのは、モーツァルトやワーグナーのオペラに登場する女性主人公たちが持つそのような強さである。

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眞鍋 正紀(上智大学非常勤講師)
今年はプロイセンの劇作家、ジャーナリストそして小説家であったハインリヒ・フォン・クライスト(Heinrich von Kleist, 1777-1811)の没後二百年にあたる記念の年、「クライスト年」です。それにともなってドイツ各地でクライストの戯曲作品を集中的に上演する複数の企画が進行しており(注1注1’注1’’)、クライスト関連のシンポジウムもドイツ国内のみならずアメリカを始めとして世界各地で開催されています。クライスト関連の研究書、文芸作品の出版も数多く見られ、クライスト全集として、新たにミュンヘン版(注2)も出版されました。この全集は、原資料をできる限り収録し、文献学的な註を充実させた大部のブランデンブルク・ベルリン版クライスト全集を、読者が手にとって読みやすいように簡略化した普及版です。

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松崎裕人(東北大学非常勤講師)
2011年3月11日(金)から8ヶ月が過ぎた。大地震直後の印象が、疲れとともに薄れもする一方で、些細なことが、憤りとともに思い出されたりもする。私個人には、被害らしい被害はなかった。それでもなお、あるいはそれゆえに、事態に対して距離を取れる状態ではない。あのとき、地震後すぐに停電し、携帯電話もつながらず、周囲の状況がわからずにいた。私は、依然として目の前のことで手いっぱいである。何かがわかったとは到底いえないまま、しかし、一日一日と生活はある。以下は、被災地のなかで、ドイツ語の授業を生業としている者の、とりとめのない雑感の一部である。

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