Japanische Gesellschaft für Germanistik
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池田 紘一(長崎外国語大学)
 日本で初めてのアジア・ゲルマニスト会議を西日本支部の担当で福岡の地で開催してもらえないか、保坂一夫理事長からこう相談を受けたとき、私は躊躇なく協力を約束した。危機に瀕している日本のゲルマニスティクの現状打開に少しでも役立つことであれば何でもやってみる、これを常日頃から信条としていた私は、またとないチャンスだと思った。特に、九州・山口・沖縄は東京や関西と違って、外国の優れたゲルマニストと出会う機会も少ない。学会員にも、学生たちにも刺激になる。一般市民にもアピールできる。

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情報の洪水(M.Matsumoto)[J]

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ゴールデン・リレーエッセイ
  投稿日: 2007-9-29 17:44
松本道介
 六月下旬のテレビで「三十代のウツ」という題のドキュメンタリー番組を見た。この種の番組は失望することが多いのであまり見ないのだが、番組予告などでさかんに宣伝するのでつい見てしまった。
 案の定失望した。番組は三十代の会社員がウツになる様子を伝える。三十代になると係長などになって何人かの部下を持つが、部下からの相談や上司からの要求の板ばさみになり、もがくように生きているうちにウツになる。
 あとはご当人がカウンセラーに相談して会社を休み薬などのんで回復を待つところで終ってしまい、それ以上の問題追求がまったくない。

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清野智昭(千葉大学)
4月から9月末までNHKラジオドイツ語講座入門編 <謎の女 Die geheimnisvolle Frau> を担当しました。このエッセイでは,その講座を聴いてくださったリスナーの皆さんへの感謝の気持ちを伝えるとともに,私がこの経験を通じて考え感じたことを書こうと思います。
幸いにも講座の放送中,そして,特に終了時に多くの方から温かいお言葉をいただきました。番組に宛ててお手紙をいただいた方々だけでなく,インターネットの例の巨大掲示版にもメッセージを書いてくださった方々がいます。私は,それに感激して,不用意にも,その掲示板に本名で書き込んだのですが,それに対して,「本人と特定できる信頼できる媒体で発表した方がいい」と忠告してくださる方がおり,ちょうどこのエッセイに寄稿するように頼まれていたこともあり,この場をお借りすることにしました。(なお,上のご忠告は誠にありがたいもので,その掲示板に「これ以上私は書き込みません」という2回目の投稿をした後にも,私の名を騙る書き込みがあります。ドイツ語の掲示板にはそのような方はいらっしゃらないと思っていたので,ショックを受けるとともに,ネットという匿名の世界の怖さを体験しています。)

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神品芳夫
「ゴールデン」というのがちょっと面映いですが、趣旨には賛同しますので、皮切りの役目を引き受けます。去る6月に日本独文学会60周年を記念したシンポジウムで基調報告を行ないました。自分なりの切り口で学会60年を振り返ったつもりでしたが、皆さんの反応は「可もなく不可もなし」というところだったでしょうか。「総花的過ぎてつまらない」とは自分でも思いましたが、一応還暦のお祝いですから、致し方なかったと思います。しかし、そのとき指摘した過去のさまざまな問題点については、今後私たちが掘り下げて検証を進めなければならないと思っていました。

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学会60年(J.Matsuura)[J]

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ゴールデン・リレーエッセイ
  投稿日: 2007-9-20 22:58
松浦 純(東京大学・日本独文学会前会長)
 曲がり角に来ている、という感覚は、それぞれの立場、また状況で、かなり頻繁に持たれるものだろう。われわれの学会あるいは学界でもそれが幾度もあったことは、この春のシンポジウムでの神品芳夫先生のご発表でよく学ぶことができた。学会が創立60周年、いわば還暦を迎えた今年も、世代が交代してゆく大きな節目の時期を象徴するように感じられる。創立以来、また初期から参加され、学会を支えてきてくださった諸先輩の多くが、あるいは世を去られ、あるいは学会を退いてゆかれる中、会員数の減少に拍車がかかっているという数字の問題にとどまらない。独文科を志望する学生も多く、また社会的にもドイツ語ドイツ文学がより広く受け入れられていた時代を作ってこられた諸先輩のご経験の継承が、急速に難しくなってゆく、そういう時期に、今あたっていると思われる。

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谷川道子(東京外国語大学・前広報担当理事)
「日本独文学会」の創立は1947年5月25日、今年は60周年ということで、東京大学駒場キャンパスで開催された61回総会・春季研究発表会の初日6月10日に記念シンポジウムが開催されたのですが、基調報告の神品芳夫氏をはじめとした池田紘一、高橋輝暁、田邊玲子、松本道介の5人のパネリスト諸氏の提言と論議はさまざまな意味で興味深く示唆的でした。それを聞きながら、それぞれのゲルマニスティクへの対峙の仕方にジェネレーション・ギャップというか、視角の違いのようなものも感じ、それはそれでとても面白く、当然でかつ必要なことだと思い、その間にもっと対話・意志疎通の場があるとさらに有益で面白いのではないかとも思いました。

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