国際日本学への貢献(S.Itoda)[J]   作成日:2006/04/10
私が勤務している明治大学文学部とウィーン大学人文学部は2001年から毎年、場所を東京とウィーンで交互に変えながらシンポジウムを開催しています。総合テーマは「東京とウィーン-日常と余暇」で、今年3月初めに行われた分も含めてこれまで5回にわたって、文学・演劇学・歴史学・社会学等の専門領域から若手研究者も含めた学際的シンポジウムを組織してきました。組織の中心になっているのは、文学部ドイツ文学専攻とウィーン大学側は日本学専攻ですが、これまでにウィーンからはセップ・リンハルト氏を初めとする日本学のメンバー以外に、ゲルマニストのヴェンデリン・シュミット-デングラー氏、演劇学のブリギッテ・マルシャル氏、歴史学のフランツ・エーダー氏等が参加しています。明治大学の側でも、ドイツ・オーストリア文学関係以外に、前歌舞伎学会会長の原道生氏、歴史学の山田朗氏等が講演を行いました。
 シンポジウムの言葉については、東京で開催する場合は日本語、ウィーンで開催する場合はドイツ語を原則としています。ウィーン大学の日本学研究者にとっては、研究成果を日本語で本格的に発表できる機会を組織的に持てることは大きな魅力であるに違いありません。欧米では日本学研究者の学会は毎年各地で行なわれていますが、その際に使用される言語は英語中心というのが現状です。そのようななかで私たちとのコラボレーションは、レベルの高い聴衆の前で日本語で研究成果を発表する最適の環境を提供しています。一方、私たちゲルマニストにとっても、このシンポジウムは日本やドイツ語圏の文化現象を本格的にドイツ語で話せるという機会を提供してくれています。特に日本の文化現象を比較学の可能性を含めてドイツ語で発信できることは、研究者の意欲をかきたてるものです。このような相互にとっての刺激と学際的コラボレーションの持つ可能性が、明治大学とウィーン大学のシンポジウムを継続させてきた要因であるように思われます。
 国際言語としてのドイツ語の汎用性は英語に比べればたしかに低いレベルにありますが、しかし内外の日本学の優れた研究者とのコラボレーションのなかでドイツ語の可能性を追求していくことは大切なことです。比較学についても、単に現象の分析に留まるのではなく、文化の構造に注目しながら、普遍性と特殊性のダイナミズムを体験できるような水準で議論されることが望まれます。このような国際シンポジウムは継続性が重要ですので、今後もさまざまなテーマにチャレンジしながら進めていくつもりです。

井戸田総一郎(明治大学) 
日付
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2015/07/27
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