第18回ドイツ語教授法ゼミナール開催のお知らせ   参照数:3585
第18回ドイツ語教授法ゼミナール開催のお知らせ 第18回ドイツ語教授法ゼミナールを下記の通り開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。なお参加は申し込み順に受け付けますが、最終的な選考は日本独文学会理事会で決定いたします。 総合テーマ:Phonetik konkret: Von Grundlagen über Analysen bis zu Arbeitsmaterialien. 日時:2013年3月17日(日)~ 3月20日(水)(3泊4日) 招待講師:Prof. Dr. Ursula Hirschfeld (Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg) http://www.sprechwiss.uni-halle.de/kontaktinformationen/mitarbeiterinnen/ursula_hirschfeld/ 会場:IPC 生産性国際交流センター 〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村 Tel. 046-858-2900 http://www.js-ipc.gr.jp/ 参加費:36,000円 (学生,非常勤講師の方には参加費補助を検討しております) 定員:40名 参加申し込み締め切り:2012年11月30日 参加申し込み:http://www.daf-seminar.de 第18回教授法ゼミナールは、音声学をテーマに取り上げます。主として日本におけるドイツ語教育・ドイツ語授業に焦点を当て、個々の発音のみならず発話全体に関わる韻律的特徴も含めたドイツ語の音声教育を扱います。ドイツ語音声のもつさまざまな要素の中で、特にどの特徴が、どの段階で、どのようにして学習されるべきであるのか、またどのような点を教員自身が学んでおく必要があるのかなど、具体的な疑問点に対する答えを見つけるべく、議論を進めます。このゼミナールの目標は、参加者がドイツ語音声学、ドイツ語音声教育についてより知識を深めるだけでなく、ここで得た知識をもとに、自身がドイツ語音声を使い、音声を分析できること、そして学習者により効果的な音声教育を行うことができるようになることです。 招待講師には、ハレ・ヴィッテンベルク大学のUrsula Hirschfeld氏をお招きします。Hirschfeld氏は長年、ドイツ語の音声教育に関する研究をされており、ドイツ語教育における音声学の著書や音声学の教材、発音辞典などを数多く執筆しておられます。これまでにも日本で音声学のワークショップや講演会を行っておられ、日本におけるドイツ語教育・音声教育の状況についてもご存知です。教授法ゼミナールの講演においては、ドイツ語音声学の基礎について日本語音声との比較・対照も含めてお話いただくとともに、音声教育に関わる音響音声学の基礎や、日本語を母語とするドイツ語学習者における音声分析についても発話・知覚の両面からお話しいただく予定です。さらに、Hirschfeld氏が最近進めておられるOnline-Phonetikというウェブ上でのプロジェクトをご紹介いただきます。招待講師の講演に続いて行われるワークショップにおいては、講演で得た知識を深め、参加者が主体となって作業を行います。 これまでのドイツ語教授法ゼミナールと同様、今回の教授法ゼミナールにおいてもワーキンググループを作り、参加者同士が少人数のグループで様々なテーマについて話し合う機会を設け、ドイツ語の発音教育の問題点や、発音・音声を扱った教材の分析、学習者向けの音声教材の作成などを行います。ドイツ語の音声教育におけるさまざまな問題点(IPAで教えるか、片仮名は用いるのか、発音トレーニングの際の効果的な教え方など)をできる限り参加者からの希望に沿う形で取り上げ、議論する予定です。 ドイツ語の音声教育に関心のある多くの方々と議論を深めたいと思っております。皆様の参加申し込みを心よりお待ちしています。 2012年7月 第18回ドイツ語教授法ゼミナール実行委員会 林良子(実行委員長)、生駒美喜、正木晶子、Markus Rude、Vincenzo Spagnolo、Carsten Waychert、吉村創 お問い合わせ先:daf2013-open_AT_jgg.jp (_AT_ は@)